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パーソナルスペースの狭い・広いは男女で違う?職場での注意点も解説

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パーソナルスペースの狭い・広いは男女で違う?職場での注意点も解説

「この人、距離が近いな」と感覚的に思ったことはありませんか。人と人との距離は、パーソナルスペースとしてある程度定義づけられています。パーソナルスペースの狭い・広いは人によって感覚が異なるため、人付き合いをする際に考慮することが大切です。

この記事では、パーソナルスペースの距離感覚について詳しく解説します。職場における注意点も紹介するため、円滑なコミュニケーションをするために学びましょう。

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パーソナルスペースとは?


「この人、距離が近いな」と感覚的に思ったことはありませんか。人と人との距離は、パーソナルスペースとしてある程度定義づけられています。パーソナルスペースの狭い・広いは人によって感覚が異なるため、人付き合いをする際に考慮することが大切です。
この記事では、パーソナルスペースの距離感覚について詳しく解説します。職場における注意点も紹介するため、円滑なコミュニケーションをするために学びましょう。

・パーソナルスペースとは?
パーソナルスペースという言葉はよく耳にしても、定義を説明できない人もいるかもしれません。まずは、パーソナルスペースの意味をしっかりと理解しましょう。

・心の距離感と物理的な距離感
パーソナルスペースは、心の距離感と物理的な距離感に分類されます。心の距離感が広くなるほど、「自分の心のなかに他人が入り込んでほしくない」思いが強くなるでしょう。物理的な距離感は、誰かと接する際に体をどの程度空けるのかを意味します。どちらも人それぞれに感覚的な距離感は異なるため、どれだけ踏み込むのかを考慮することが大切です。

・パーソナルスペースを侵害されるとどうなる?
パーソナルスペースは、心の距離感と物理的な距離感に分類されます。心の距離感が広くなるほど、「自分の心のなかに他人が入り込んでほしくない」思いが強くなるでしょう。物理的な距離感は、誰かと接する際に体をどの程度空けるのかを意味します。どちらも人それぞれに感覚的な距離感は異なるため、どれだけ踏み込むのかを考慮することが大切です。

パーソナルスペースと4つの距離感覚


相手との距離感覚が狭い・広いは人それぞれですが、アメリカの学者エドワード・ホールが4つに分類しています。パーソナルスペースの4つのゾーンを確認しましょう。

 

密接距離

密着距離とは、パーソナルスペースのなかでもっとも近い距離感覚です。0〜45cmと定義されており、よほど親しい相手でなければ不快に感じやすくなります。家族や恋人など特定の相手に対するパーソナルスペースで、身体的な接触のコミュニケーションが可能です。気心の知れた間柄であれば、不快感ではなく安心感を覚える距離感覚でもあります。

個体距離

個体距離とは、自分も相手も手を伸ばせば手が届く距離感覚です。45cm〜1.2mと密接距離と比べれば少し離れますが、友人や親しい同僚の間で取られる関係性でもあります。主に言語でのコミュニケーションを前提としていますが、軽いボディタッチも可能です。相手の動作や表情をしっかりと把握できる距離であり、親しい人でもあれば心地良いでしょう。

社会距離

社会距離とは、相手に手が届きにくいが、容易に会話ができる距離感覚です。1.2〜3.5mと定義されており、職場の同僚や取引相手などに適応されます。仕事をするうえでは相手に不快感を抱かせないようにするために、適切な距離を取ることが大切です。距離的な圧力としてはどちらともいえないゾーンであり、会話がないと居心地も悪くなるでしょう。

公衆距離

公衆距離とは、複数の相手が見渡せる距離感覚です。3.5m以上とパーソナルスペースとしてはもっとも遠く、面識のない相手同士にとって適切な距離とされています。また、個人的な関係ではなく、社会的・公的な相手との距離感です。ビジネスの現場では講演会や演説会などによく見られる距離感覚で、講師と参加者との距離としても適切でしょう。

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パーソナルスペースの狭い・広いは人によって違う

相手との距離を取る際に、自分の感覚で判断していませんか。パーソナルスペースの狭い・広いは人によって異なるため、十分な配慮が必要です。

男女によるパーソナルスペースの違い

パーソナルスペースは性別によって異なり、一般的には男性のほうがパーソナルスペースが狭いとされています。特に、男性は前から向かってくる相手に警戒心を抱きがちです。女性のパーソナルスペースは円形となっており、人による偏りが少ない傾向にあります。女性は相手との信頼度でパーソナルスペースが異なるため、関係性に合わせた配慮が必要です。

年齢によるパーソナルスペースの違い

年齢によってもパーソナルスペースに違いが出てきます。一般的には年齢が低いほどパーソナルスペースは狭いとされています。パーソナルスペースは目や耳といった感受性の発達、自我の芽生えによって形成されていくものです。第二次性徴の発達がピークとなる12歳ごろからパーソナルスペースを意識し始める傾向にあります。

文化によるパーソナルスペースの違い

文化によってパーソナルスペースに違いがあります。42ヶ国・9,000人を対象に実施した調査によると、国によって2倍近くの差があることが判明しています。ただし、文化だけでなく育ってきた経済的要因や学歴などが複雑に絡み合っているとされています。今後、グローバル化が進んでいくうえで、パーソナルスペースはますます配慮する必要があるでしょう。

参考元:Journal of Cross-Cultural Psychology「Preferred Interpersonal Distances: A Global Comparison


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パーソナルスペース診断|狭い人・広い人の特徴

 


パーソナルスペースが狭い・広い人は、それぞれどのような特徴があるのでしょうか。

パーソナルスペースが狭い人の特徴

パーソナルスペースが狭い人の特徴は以下のとおりです。

  • 社交的
  • 好奇心旺盛
  • 集団行動が得意
  • 客観的
  • ポジティブ

 比較的前向きな性格であり、他人とフレンドリーに接する傾向にあります。また、相手について知りたいという欲も強く、好奇心旺盛であることが特徴です。

パーソナルスペースが広い人の特徴

パーソナルスペースが広い人の特徴は以下のとおりです。

  • 個人行動を好む
  • 繊細
  • ネガティブ
  • 警戒心が強い
  • 人見知り

 警戒心が強い傾向にあり、自分のペースを乱されることを嫌います。自分のスペースを守るために人との接触を避けて、一人の時間を大切にしようとするのが特徴です。

 

パーソナルスペースと仕事|職場での注意点


パーソナルスペースを特に意識したいのが、職場での対人関係です。上司と部下、同僚という関係でも、パーソナルスペースを侵害すれば相手を不快にさせることもあります。

4つのパーソナルスペースを使い分ける

先ほど紹介した4つのパーソナルスペースを上手く使い分けましょう。たとえば、一対一で相談する際は、相手の表情を読み取れる「個体距離」を意識します。歓迎会など親睦を深める場では「社会距離」に近い距離感覚が望ましいでしょう。ただし、あまり急激に距離感覚を縮めるとハラスメント認定される可能性があるため注意が必要です。

オフィスレイアウトを工夫する

働く人が最大限のパフォーマンスを発揮するためには、オフィスレイアウトの工夫も不可欠です。適切なパーソナルスペースを考慮すると、個々が仕事に注力しやすくなります。たとえば、隣との仕切りを設けることでパーソナルな空間が完成します。誰かの目線や行動が気になるなど注意散漫にならないような、オフィスレイアウトを構築しましょう。

対話時の距離は立場やシチュエーションを意識する

ビジネスの現場では、対人関係を構築するための対話が不可欠です。日々の対話のなかで距離感を意識すると、良好な人間関係を築けます。いつも同じ距離感覚ではなく、シチュエーションに応じたパーソナルスペースを意識しましょう。叱責するとき距離が近すぎると威圧感があり、相手は恐怖心が強くなり、目的を達成しにくくなります。

 

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まとめ

 
パーソナルスペースへの意識は、円滑なコミュニケーションを図るうえで重要です。相手に不快感や嫌悪感を抱かせないためにも、適切な距離感を保ちましょう。特に、職場での対人関係を良好にするためには、パーソナルスペースの配慮は欠かせません。どのくらいの距離感覚が相手を不快にさせないのかを考慮しながら、対話していくことが大切です。

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識学上席講師 大熊 憲二

2011年入社 ソフトバンク事業部に配属となり、史上最速の9ヵ月でマネージャーに昇進し、店舗拡大に貢献。
2014年モバイル事業部移動となり、業界全体が縮小傾向で低迷する中、200坪以上の超大型店等の新規出店に従事。
2016年に識学と出会い、識学に基づくマネジメントを徹底し、モバイル事業統括として史上初の年間目標完全達成を記録。
株式会社P-UP neo取締役常務執行役員兼識学上席講師として現在に至る。

大熊 憲二
 
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