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リソースとは?ビジネスでの意味やリソース不足を防ぐポイントを解説

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リソースとは?ビジネスでの意味やリソース不足を防ぐポイントを解説

仕事上で飛び交うカタカナ英語に困惑する人も多いのではないでしょうか。そんなビジネス用語の一つにリソースがあります。「リソース不足」や「リソースを割く」など、耳にしたことはあるけど意味がわからないままになっていませんか。

この記事では、ビジネスの世界で頻繁に使われるリソースについて解説します。リソース不足を防ぐためのポイントも紹介しているため、マネジメントの参考にしてみてください。

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リソースとは?

リソースとは?

リソース(resource)とは、資源や供給源などの意味を持ちます。ビジネスでは、企業が保有する資金や物質だけでなく、人材もリソースの一つです。
ここでは、一般的に使われることの多いリソースの意味について解説します。

■リソースとアセットの違い
リソースの類似語にアセットがあります。こちらもビジネスで耳にする言葉ですが、資産を意味します。
所持するだけで価値のあるもののことで、「金銭」「土地」「証券」などが該当します。リソースとアセットは混同してしまいがちですが、明確な違いがあります。
それぞれの意味をしっかりと理解して、使い分けられるようにしておきましょう。

■Web・IT業界で使われるリソースは意味が異なる
リソースはWeb・IT業界でも使われる用語ですが、同じ資源という意味でもビジネスシーンとは異なります。
Web・IT業界での資源とは、CPUの処理能力やメモリー量、デバイスなどのことです。つまり、コンピュータの稼働に必要な周辺機器の性能のことを指します。
ビジネス用語とは違う意味を持つため、使い分けに注意が必要です。

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リソースの使用方法と例文

リソースの使用方法と例文

ビジネスの世界では、リソースとかけ合わせた用語が飛び交います。仕事をスムーズに進めるためには、それぞれの意味をしっかりと理解することが大切です。
ここでは、ビジネスにおけるリソースの使い方と例文を解説します。

■リソースの確保・不足

  • 例文:新商品開発に向けて、リソースを確保する
  • 例文:新規プロジェクトのリソース不足を補う

ビジネスで頻繁に用いられるのが「リソースの確保(不足)」です。リソースの確保とは、十分な資源を準備する場合に使われます。
リソース不足とは、事業を進めるためのリソースが不十分な状態にあることを意味します。

■リソースを割く

  • 例文:プロジェクトを遂行するために、かなりのリソースを割く

リソースを割くとは、企業が保有している資源から必要な分だけ使うことを意味します。リソースの確保・不足では、新たに資源を集めたり準備したりする必要があります。
一方で、リソースを割くとは、計画や事業を遂行するための資源を割り振ることです。

■リソースの管理

  • 例文:リソース管理が、プロジェクト成功のためのカギを握っている

企業の経営層や管理職に関係するビジネス用語が、リソースの管理です。プロジェクトや事業を進めるために、資源を適材適所に配置することを意味します。
ビジネスにおいては、主に人材に対して用いることが多く、マネジメントとも言い換えられます。

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ビジネスでのリソースは5つの経営資源を意味する

ビジネスでのリソースは5つの経営資源を意味する
ビジネスシーンで用いられるリソースは、5つの経営資源を意味します。企業が経営活動を行う際に重要な経営資源でもあるため、それぞれの項目を確認していきましょう。

■ヒト
ヒト(人的資源)は企業の経営資源のなかでも重要なリソースです。人材がいなければ企業経営は成り立たず、モノやサービスも生まれません。
ほかの経営資源とは異なり、ヒトは自発的に行動できるのが特徴です。企業経営で成功するためには人材を適材適所に配置する必要があり、経営資源のなかでもっとも軽視してはいけない項目の一つといえます。

■モノ
モノ(物理的資源)とは「オフィス・設備・備品」など会社が所有する資源のことです。ほかにも、社用車・土地・工場・パソコン・インストールされたソフトウェアも経営資源に含まれます。
モノが増えれば、生産効率も上がり利益創出を図ります。ただし、ランニングコストもかかるため、自社に必要なモノを取捨選択していくことも大切です。

■カネ
カネとは社員の給与・オフィスの賃貸料・備品の購入費など、企業が運営するためにかかる費用のことです。お金も重要なリソースの一つで、使い方を間違えれば企業経営に悪影響を与えます。
また、カネは現金以外に、借入金株式なども含まれます。経営層だけでなく、各部署がお金(予算)を戦略的に使い、業務を遂行していくことが大切です。

■情報
情報(無形財産)とは、企業が独自に所有するノウハウや顧客データのことです。法律や天候、経済など、企業活動に必要なデータなども含まれます。
事業展開をして成功するためには、情報は不可欠です。情報というリソースがどれだけ集められるのかが、企業経営においては重要です。技術力を持つ人材は人的資源と情報資源の両方に分類できます。

■時間・知的財産
経営資源には、資金を投じても購入できない時間や知的財産もあります。時間はすべての人に平等に与えられており、限りある時間のなかで効率化が求められます。
知的財産とは、特許技術や商標権、著作権のことです。知的財産を保有することで、企業価値が上がり、自社商品やサービスの優位性を高く維持できるなどの効果が期待できます。


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ビジネスシーンにおけるリソースの種類

ビジネスシーンにおけるリソースの種類
同じビジネスの世界でも、使用する場面によっていくつかの種類に分けられます。それぞれの意味をしっかりと理解して、正しく使い分けができるようにしましょう。

■ヒューマン・リソース・マネジメント
ヒューマン・リソース・マネジメントとは、人的資源管理のことです。リソースのなかでも多くの人が重要視するのがヒトであり、有効活用する仕組みを体系的に構築・運用することを指します。企業では管理職などの役職に就く人に関係するビジネス用語です。社員の個性やニーズを理解・把握し、適切にマネジメント(管理)することが求められます。

■経営リソース
経営リソースとは、企業経営にかかわる広域の経営資源のことです。ヒト・モノ・カネ・情報・時間・知的財産などを指す場合がほとんどです。
経営資源であるこれらの項目を有効活用することは、企業経営において重要とされています。自社が社会的にどのような立ち位置なのかを判断し、最適に判断していくことが企業成長に必要です。

■外部リソース
企業経営では自社に存在しない経営資源が必要になることもあります。この場合、外部の資源を用いることになり「外部リソース」と呼ばれます。
たとえば、社内に人的リソースが不足しているケースでは、業務委託などで補填するのが外部リソースの活用です。人材不足が深刻化する業界や中小企業などでは、欠かせない考え方となっています。

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リソース不足を防ぐ適切な管理のポイント

リソース不足を防ぐ適切な管理のポイント
リソース不足に陥れば、生産性の低下にともない競争力が下がる可能性があります。企業経営でリソース不足を防ぐためにも、リソースの適切な管理方法を身につけましょう。

■必要なリソースを特定し優先順位を決める
プロジェクトなどを進行するにあたって、まずは必要なリソースの特定から始めます。適切にリソース管理を行うためには、計画性が求められます。
業務の途中で不足した穴を埋めるのではなく、最初の時点で何が必要なのかを見極めましょう。また、社内で保有するリソースは限りがあるため、優先順位を設定して配分を検討することも大切です。

■人材リソースの最適化のために特性を理解する
ヒューマン・リソース・マネジメントが頻繁に使われるように、企業経営において人材の適切な活用は不可欠です。ヒトにはそれぞれ特性があり、適材適所に人材を活用することが求められます。
管理職として人材リソースを管理する場合、まずはひとり一人の個性の理解に努めましょう。社員との面談を実施するなど、モチベーション維持も必要です。

 

まとめ

ビジネスの世界におけるリソースは、人材・モノ・お金・情報・時間・知的財産といったさまざまな意味があります。それぞれのリソースを最大限に活用するためには、適切な管理方法を考えることが大切です。特に、人材リソースは経営資材のなかでも重要な項目の一つです。効率的に活用するためにも、コミュニケーションの活性化を意識してみてみましょう。

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識学上席講師 大熊 憲二

2011年入社 ソフトバンク事業部に配属となり、史上最速の9ヵ月でマネージャーに昇進し、店舗拡大に貢献。
2014年モバイル事業部移動となり、業界全体が縮小傾向で低迷する中、200坪以上の超大型店等の新規出店に従事。
2016年に識学と出会い、識学に基づくマネジメントを徹底し、モバイル事業統括として史上初の年間目標完全達成を記録。
株式会社P-UP neo取締役常務執行役員兼識学上席講師として現在に至る。

大熊 憲二
 
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