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組織マネジメントとは|必要なスキルやメリット、フレームワーク、事例を紹介

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組織マネジメントとは|必要なスキルやメリット、フレームワーク、事例を紹介

会社は、複数の人材が共通の目標に向かって仕事を行う場です。複数の人材をまとめるためには、組織マネジメントのノウハウやスキルが必須になります。

この記事では、組織マネジメントについて課題を抱える経営者に向けて、マネジメントを成功させる方法を解説します。また、組織マネジメントに必要なスキル、フレームワーク、成功事例なども紹介するため、ぜひ参考にしてください。

 

 
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組織マネジメントとは

組織マネジメントとは、ヒトやモノ、カネ、情報などの経営資源を適切に管理して、組織をスムーズに運用することです。ここでは、組織マネジメントの目的や必要性について解説します。

組織マネジメントの目的

組織マネジメントは管理職が関わることが多い業務です。目的は会社の方針に沿って経営資源を管理することです。課長や部長などの役職や立場によって、マネジメントすべき内容も異なります。

また組織内でやるべきこととやらないことを区別して、必要のない業務を減らし、効率化を図ることも組織マネジメントの目的のひとつです。経営資源を効果的に分配したり、業務の効率化を図ったりして、会社の成長に貢献します。

組織マネジメントが必要な理由

組織マネジメントが求められる背景として、グローバル化や働き方の多様化、人材不足などが挙げられますが、その中でも人材に関連する事項はとくに重要です。

とくに組織マネジメントの失敗による人手不足は深刻です。労働政策研究・研修機構が行った調査によると、69%の会社において人手不足が経営に影響を及ぼしていると答えています。適切な組織マネジメントで人材の流出を防ぎ、各個人の能力向上を図ることが重要です。

組織マネジメントで求められるスキルや能力

組織マネジメントでは、主に次のスキルや能力が求められます。

・コミュニケーション能力
・人材マネジメントに関連した能力
・目標設定と管理能力

これらはいずれも組織マネジメントでは欠かせない能力です。それぞれについて、詳しく解説します。

コミュニケーション能力

管理職は、取締役や社長などの上司や、各部署に所属する部下と定期的にコミュニケーションをとります。

上層部とは経済合理性に基づいて話し合う一方で、部下に対しては期待通りに動いてもらうための信頼関係の構築が必要です。そのため、立場の異なる人物とスムーズに意思疎通を行うにあたって、高度なコミュニケーション能力が求められます。

人材マネジメントに関連した能力

人材マネジメントは、社員の能力や適性を見極める能力や、モチベーションを高める能力などが求められます。これらの能力は、次の一連の過程を遂行するために必要です。

・社員に対して適切な教育を施す
・働きに見合った評価を行う
・評価をもとに配置する
・能力や成果に対して、適正な報酬を与える

このように、人材マネジメントを適切に行う素養が求められます。

目標設定と管理能力

組織マネジメントを成功させるためには、まずは会社が達成すべき目標を理解する必要があります。さらに目標を達成するための計画および、最適な人員配置の立案が重要です。計画の実施以降は、進捗についての管理能力も求められます。

あわせて、各社員と共有すべき目標を明確にすることも重要です。設定目標は難しすぎず、容易すぎず、なんとか達成できる程度にするとよいでしょう。

組織マネジメントのメリット

組織マネジメントを行うメリットは次のとおりです。

・会社の生産性向上につながる
・管理職の負担が軽減する
・個人に合わせるマネジメントから解放される

組織マネジメントのメリットは、会社のさらなる成長をもたらすでしょう。以下では、これらのメリットについて詳しく解説します。

会社の生産性向上につながる

組織マネジメントを実施するメリットは、個人の生産性の向上を図れる点です。各個人の生産性が向上すると、会社の業績アップにもつながるでしょう。

組織マネジメントを会社の業績アップにつなげるためには、研修や能力開発に関連したセミナーを実施するのも一つの手段です。

一般社員から管理職に昇格して間もない頃は、組織をマネジメントする能力が乏しいこともあります。管理職になりたての人材を教育して、マネジメント力を育むと会社の業績も向上するでしょう。

管理職の負担が軽減する

組織マネジメントを導入すると、管理職は部下を管理しやすくなり、負担を軽減できます。部下も自身の能力を活かしやすくなるでしょう。

部下のモチベーションがアップして自発的に動くようになるため、管理職の細かな指示が不要になります。部下の管理に割く時間を減らせ、経営に関連した業務に取り組む時間を増やせる点もメリットです。

個人に合わせるマネジメントから解放される

組織マネジメントを行うと、個人に合わせる心労から解放されて、マネジメントコストが下がります。とくに昨今は、働き方の多様化やグローバル化により、個人の価値観や働き方もさまざまです。そのため管理職は、各社員に合わせた業務配分や指示に工数を割かれがちです。

しかし、組織マネジメントを成功させることで、業務の割り振りやサポートに費やす工数を減らすことが可能です。組織マネジメントは、人材の多様性によってもたらされる煩雑な業務負担を軽減する取り組みといえるでしょう。

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組織マネジメントのフレームワーク|マッキンゼーが提唱する「7S」

有名な組織マネジメントのフレームワークに、マッキンゼーが提唱する「7S」があります。7Sとは、会社の経営資源は3つのハードと、4つのソフトで成り立つとするフレームワークです。7Sを分析すると、組織の現状と目標のギャップがわかるといわれています。ここでは、ハードの3Sとソフトの4Sについて詳しく解説します。

ハードの3S

ハードの3Sは次のとおりです。

・戦略(Strategy)
・組織(Structure)
・システム(System)

各項目について解説します。

戦略(Strategy)

戦略とは会社が目標を達成するために、実行すべき計画や組織の運用方針です。会社のビジョンを示し、事業戦略で商品やサービスの展開を考えます。機能戦略で、事業を運営するための研究や開発、仕入、生産、営業などの機能について考えます。

組織(Structure)

組織とは、部署やチームなどの形態や構造を指します。組織には、次のタイプが存在します。

・機能別組織:仕事の種類や目的ごとに構成する
・事業部別組織:独立してビジネスを実践できる
・プロジェクト組織:専門のスキルを有した人材を集めて横断的に構成される

各タイプの特性を活かした組織運営が重要です。

システム(System)

システムは、人材を活かすための制度やルール作りです。具体的には、業務のマニュアル化や社内の情報システムの構築、目標管理制度などが挙げられます。

ソフトの4S

ソフトの4Sは次の項目からなります。

・価値観(Shared Value)
・スキル(Skill)
・人材(Staff)
・スタイル(Style)

以下では、それぞれについて詳しく解説します。

価値観(Shared Value)

価値観とは会社の理念やビジョン、行動指針を指します。社員が力を合わせて事業を推進するためには、明確なビジョンを定めて共有することが大切です。

スキル(Skill)

スキルとは、会社が持つ他社に対する競争優位性です。スキルを明確にすると、独自路線で有意なビジネス展開が可能です。具体的には商品の販売力、営業力、開発力、マーケティング力などが考えられます。

人材(Staff)

人材とは社員に関する情報を理解することです。社員一人ひとりの価値観を理解して、会社の掲げる価値観を共有できる人材の確保が大切です。具体的には、社員教育を実施したり、モチベーションの維持が正常に行われているかを確認したりします。

スタイル(Style)

スタイルは、会社の風土を指します。ルールとしては明文化されていないことがスタイルに該当します。スタイルに該当する事項は暗黙の了解や、トップダウンやボトムアップなどの意思決定の方向性などです。

組織マネジメントの成功事例を紹介

ここでは弊社が推奨する「識学」を取り入れた会社の成功事例を3つ紹介します。「識学」とは生産性の高い組織運営の実現を可能とする組織マネジメント理論です。ぜひ組織マネジメントに取り組む際の参考にしてください。

株式会社tactの成功事例

株式会社tactは訪問介護ステーションを運営する会社です。識学の導入以前は、人材の採用や定着がうまくいかずに慢性的な人手不足に陥っていました。同社は組織マネジメントが重要であることを感じて、識学の導入に至りました。

識学の理論に従い、ルールを明確にして社内で共有したことで、社員のルールや業務内容に関する認識のズレがなくなったのです。ルールの明確化により、社員が働きやすくなり、人材が定着するようになりました。採用基準も明確にして、自社に適した人材を採用できるようになった点も成功の一つです。

株式会社tactの成功事例について、さらに詳しく知りたい場合は以下の記事をご覧ください。

採用基準を明確にし、人手不足解消へ|株式会社tact │ 識学×P-UP neo お客様の声

株式会社エンコネクトの成功事例

株式会社エンコネクトは「実質0円ホームページ制作」をキャッチコピーに事業展開を図るWeb系のエンジニア会社です。

業務拡大に伴い社員を急激に増員した結果、組織体制がばらばらになってしまいました。そこで識学を導入して、社内体制を整備したところ組織がまとまるようになりました。

増員によるサービス劣化で、クライアントの信頼をつぶしてしまう不安も解消され、売り上げも7倍に増加しています。

株式会社エンコネクトの成功事例について詳しく知りたい場合は、以下の記事をご覧ください。

守りを徹底することで、安心して会社を伸ばせた|株式会社エンコネクト │ 識学×P-UP neo お客様の声

株式会社Nexusの成功事例

株式会社Nexusは人材育成事業、恋活・婚活サービス業で事業展開をする会社です。社員間のなれ合いで上下関係が不明瞭になり、管理職が機能していない点で悩みを抱えていました。

そこで識学を導入すると、社員同士のなれ合いの関係が解消され、管理職が正しく機能するようになりました。経営者の組織マネジメントに割く時間も減少しました。経営者が組織マネジメントに工数を取られなくなったため、経営戦略に時間をさけるようになり、営業成績も向上しました。

株式会社Nexusの成功事例の成功事例について詳しく知りたい場合は、以下の記事をご覧ください。

余計なマネジメントがなくなり、過去最高売上へ|株式会社Nexus │ 識学×P-UP neo お客様の声

まとめ

組織マネジメントに成功すると、管理職の業務負担軽減や会社の業績アップにつながります。この記事では「識学」のマネジメント理論に関する成功事例を紹介しました。組織マネジメントに課題を抱えている場合は、「識学」の導入を検討してみてはいかがでしょうか。

弊社は、「識学」の唯一のパートナーです。「識学」を実際に導入し人材マネジメントで高い効果を上げています。その導入経験をもとに、識学の導入サポート、人材育成マネジメントをお手伝いします。人材育成について課題がある場合は、ぜひ弊社にご相談ください。

識学について詳しく知りたい方はこちら!

識学認定講師 日暮 裕規

2005年に明治大学商学部を卒業後、関東で50店舗以上を運営しているアミューズメント会社に入社。
最年少で管理職となり、60名を超えるスタッフのマネジメントを8年間従事、その後人事総務にて新卒採用・研修に携わる。2014年に上場企業(広告会社)に転職。
営業職で入社し、2年でトップセールスを受賞。
設立二人目8年ぶりの飛び級で支社長に昇格。
これまでの率先垂範、部下のモチベーションを重視したスタイルに限界を感じていた時期に識学に出会う。同じ悩みを持つ管理職や経営者の役に立ちたいと思い、株式会社P-UP neoに転職。識学認定講師として現在に至る。

日暮 裕規
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