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必要ストレスがあるって本当?識学的観点で解説

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必要ストレスがあるって本当?識学的観点で解説

ストレスとは、人が外部からの刺激や内部からの精神的な負荷によって生じる身体的・心理的な反応のことを指します。近年、多忙な現代社会においてストレスを抱える人が増えており、ストレスが慢性化することで身体や心に悪影響を及ぼすことが問題視されています。本記事では、ストレスの定義や原因、症状、対処法について詳しく解説していきます。

 目次

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ストレスとは?

 

まずは、ストレスとは何か、簡単に解説します。

 

・ストレスの定義

ストレスとは、外部からの刺激(ストレッサー)や内部からの負荷によって生じる、身体的・心理的な反応のことを指します。
ストレスという言葉は、物理学で用いられる「強さ」という意味を持つ英単語"stress"から派生した言葉です。
生物学的には、身体や心に対する負荷がかかると、ストレスホルモンであるアドレナリンやコルチゾールなどが分泌され、様々な反応が生じます。

 

・ストレスの原因

ストレスの原因は、外部からの刺激や内部からの負荷によって引き起こされます。
外部からの刺激には、職場や学校での人間関係、仕事の過剰な負荷、家族や友人とのトラブル、交通渋滞などが挙げられます。
内部からの負荷には、睡眠不足、運動不足、栄養バランスの乱れ、体調不良などが挙げられます。
また、ストレスは、社会的要因だけでなく、個人的な要因によっても引き起こされます。
たとえば、過去のトラウマや、人格的特性によってもストレスを感じることがあります

 

 ■ストレスの種類

 

ストレスには、以下のような種類があります。

 

緊張ストレス

緊張ストレスは、短期間のストレス反応によって引き起こされます。たとえば、試験前やプレゼンテーション前などのように、一時的なプレッシャーや不安がある場合に起こります。緊張ストレスは、適度な緊張感をもたらすことができる一方、過度な緊張感をもたらし、パフォーマンスの低下や体調不良を引き起こすこともあります。

 

慢性ストレス

慢性ストレスは、長期間にわたって持続するストレス反応によって引き起こされます。たとえば、仕事や学業、家庭内の問題などが長期間にわたって続く場合に起こります。慢性ストレスは、身体的な症状(頭痛、胃痛、高血圧など)や精神的な問題(うつ病、不安障害など)を引き起こすことがあります。

 

トラウマストレス

トラウマストレスは、心理的な外傷によって引き起こされます。たとえば、災害、虐待、交通事故などが挙げられます。トラウマストレスは、PTSD(心的外傷後ストレス障害)などの後遺症を引き起こすことがあります。

 

変化ストレス

変化ストレスは、生活環境やライフスタイルの変化によって引き起こされます。たとえば、引っ越しや転職などが挙げられます。変化ストレスは、新しい環境に適応するためのストレス反応を引き起こすことがあります。

 

社会的ストレス

社会的ストレスは、人間関係によって引き起こされます。たとえば、人間関係のトラブル、職場のパワハラやハラスメントなどが挙げられます。社会的ストレスは、うつ病や不安障害、自己評価の低下などを引き起こすことがあります。

 

以上のように、ストレスには様々な種類があり、それぞれが身体や心に異なる影響を与えます


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識学においてストレスとは?


組織運営を行う上でのストレスの定義を最初にしましょう

上司が部下に与えるストレス、上司が意図しなくても部下が受け取ってしまうストレスには2種類あると考えます。

「成長に必要なストレス」「成長に不必要なストレス」です。

識学は組織に所属する方のパフォーマンスを高める=成長する事で組織全体のパフォーマンスを高める事を第一としてあるのでこの2つの定義に至ります。

■成長に必要なストレスとは?

まずは「成長に必要なストレス」について解説します。

ストレスがかかるときというのは次の例などでイメージがつくと思います。

高く飛ぶ為にしゃがむ=負荷をかける

トレーニングを行う時に体に負荷をかける

成長の為に不足を認識する=負荷をかける

成長する為には自身の不足を認識して、改善する行動から生まれます。

『次、同じ失敗をしない様に行動を変えよう』という事ですが、部下が“自分から”組織の中で求められる仕事や上司が求める成果に対して不足を認識する事は出来ません。

上司が組織運営上、その方に対して求める目標を設定し、達成する為に導くことを繰り返すことが成長に繋がります。

しかし、ストレスが無い職場づくりとして間違った方向性に向かうリーダーがいます。

ストレスが無い職場を居心地が良い環境として定義することは否定しませんが、成長の為の負荷もかけない、上司が欠けられない組織はどうなるでしょうか?

市場の変化に対応する為に「施策を打つぞ!」「新規事業をやるぞ!」と皆様、リーダーの意思決定に従わない組織が生れる事は明白です。

 

この様なストレスが無い組織にしてしまうマネジメントには一定の傾向があります。

上司が部下に与えすぎてしまうマネジメント:生産性を発揮しなくても上司が与えてくれる。上司が与えてくれないと出来ないに繋がる傾向があります。

上司が部下のご機嫌取りを強いられるマネジメント:市場やお客様に評価を得る時間ではなく、部下に評価を取りに行く時間を組織運営で費やすと、同じ時間を市場評価に目線を向けているライバルに負けます。

上司が部下に伴走を常に行うマネジメント:社長、リーダーには無数の意思決定する仕事があります。(学びをあたえるべき初等研修を終えた後でも)伴走をすると自らの果たすべき仕事ができません。

 

結果として自立自走出来ない部下が組織に生まれます。

部下が自立自走し、皆様の想像する成果を超えたイノベーションを発現させる為には成長に必要なストレスのみを与える事です。

■不必要なストレスとは?


不必要なストレスとは部下の迷いを生み出す原因です。

組織運営上では一切部下に与えるべきではありません。万が一発生した場合には即座に解消する仕組と制度が必要です。

 

部下が迷う理由は複数ありますが、今回はストレスというテーマから離職原因から提供します。

離職理由の主な原因は「迷いに起因する不必要なストレスを解消できていない事」と「成長出来ない事」この2点です。

 

離職理由は調査方法により回答にばらつきがあります。

「上司の指示が不明確、信用できない」

不必要なストレスから迷いが部下に生まれている状態です。

「自分で考えろ」などは悪くないですが、部下が良かれと思って持ってきたもの対して後出しでダメと評価を与えると不満と迷いこの会社にいても評価されない=不必要なストレスが発生します

「給与が低い」=隣の芝生は青く見える物です。競合他社の成長より早いスピードで組織を成長させるのみです。
その為には必要なストレスを与え最短最速で成長させる。
不必要なストレス(迷い)から発生する時間のロスを最小限にすることです。

 

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まとめ

「人間関係」=感情優先のマネジメントや組織運営に原因があります。万人に好かれるマネジメントは現実として不可能です。
好かれる努力はお客様や市場に対して向けるべきです

今回はストレスについて組織運営上での定義についてご提供させていただきました。

皆様の組織では何が部下のストレスになっていますか?


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識学シニア講師 有馬 大悟

慶應義塾大学卒業後 某テレビ局に番組制作担当として勤務。
業界最大手の学習塾に転職、個人での家庭教師としても志望校合格までの生徒へのコミットと成果を最大化するロジックを学ぶ。
全国に携帯電話ショップを200店舗展開する株式会社P-UPにてソフトバンク事業部の関東統括として店舗拡大に従事し、店舗の買収~採用~育成を構築することで店舗買収後の平均売上成長率は150%超を達成。
関東代理店評価1位を3期連続取得に貢献する。
識学シニア講師として企業の課題解決から生産性の最大化理論を提供する。

 
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