「経営理念がなかなか従業員に伝わらない、、、」
このような悩みを持っている経営者や管理層の方はいませんか?
ここでは、そもそも「経営理念とは何か」から「経営理念を浸透させる方法」まで識学的観点から徹底解説いたします。
目次
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経営理念とは?
1 経営理念の目的
経営理念とは会社が存在する目的であり、経営を継続していく指標として非常に重要なものです。そのために経営者としては一緒に働く従業員には、理解してほしいと願うのは当然です。
そのため、日常からこのようなことをしていませんか。従業員に理解してほしいため全体での会議を設定し、経営者の方が一方的に話す時間を取っている、理解がたりないなという従業員に対して個別面談の時間を取っている。このような行動をされてい方、時間がいくらあっても足りないので今すぐやり方を変えてください。なぜなら、経営理念を経営者と同様に理解する従業員は一人もいないのです。
経営理念は経営者の知識と経験から作り出されています。そのため経営者より知識と経験が少ない従業員にすると難解なものに見えているのです。創業メンバーであれば同様の経験をしているのである程度の共有は容易ですが、会社規模が大きくなり、新たな社員が入ってきたり、複数階層が出来たりすると、なかなか理解が難しくなっていきます。
さらに規模が大きくなることで、経営理念もより社会性を帯びたものに変化していきます。そうするとより概念的なものになっていき、新卒の社員とっては、ただのキャッチフレーズのように感じられていることでしょう。
2 経営理念は必要か?
識学では経営理念を否定しているわけではありません。
会社が目標を達成するため、社員に会社の向かう方向性を示すためのものとして必要不可欠であるとしています。
実際私たちP-UPneoでも毎朝の朝礼で経営理念を唱和しています。では、社内に経営理念を浸透されるためにはどのような方法が適切なのでしょうか。以下でその方法を解説していきます。
経営理念を浸透させる方法
1 目標
ここからが経営者の皆さんが知りたいことだと思います。
経営理念を如何に浸透させていくか。答えは「目標」で表現するということです。四半期の目標、年間の目標を達成することで会社の目的である経営理念に近づいているという感覚が生まれてきます。それにより経営理念が社内に浸透していくのです。
この目標達成のためのマネジメントのメソッドをお伝えするのが識学です。目標を設定するだけでなく、社内のルールや組織図、役職ごとの役割定義、評価制度、会議手法これらを学んでいただき実践することで目標を達成し、会社の目的である経営理念の実現へ最速で迎える組織にしていく方法をお伝えし、習得いただくことが識学のメソッドです。
目標を達成するには心構えが必要で、それを手助けするのがルールです。決して社員を縛り付けるためのものではなく、ここには経営者の求める人材像が大きく反映されていきます。それを皆が実践することで、組織文化が醸成されていくのです。
2 役割定義
また、役割定義は会社の目標を達成するための重要な要素で、ここではそれぞれの役職で成長してほしいポイントを定義していきます。そのポイントが成長していけば目標が達成できるという項目を集約していきます。
業績が向上し目的に近づいていくと、自然と組織の規模は大きくなっていきます。そうすると新たな経営理念、目的の設定が必要になります。新たな経営理念を策定した際には、改めて社内の目標をどのように設定すれば良いか検討すればよいのです。
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まとめ
今回お伝えしたのは、経営理念を社内に浸透させる方法です。重要なポイントは
経営理念は経営者(作成者)しか理解できないということ、社内への浸透を図るには目標を設定すること
の2点です。
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識学講師 江後 大樹
2003年国立大学大学院を修了後、都内老舗ホテルでのサービスマンからスタートし、
業界専門誌の出版社で広告・販促ツール・セミナー企画営業を経験。
リーマンショックを契機に2009年より医療業界へと転出し、糖尿病領域の医療機器営業(大病院・クリニック向け)、
AI企業においてAI搭載の医療機器開発プロジェクトリード、デジタルセラピーの事業開発など幅広くキャリアを重ねる。
規模の違う企業を経験してきた中で組織マネジメントの重要性を痛感していたところ識学を知り、株式会社P-UPneoにジョイン。
識学講師として現在に至る。