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【どうして離職者が増える?】原因と予防策について解説

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【どうして離職者が増える?】原因と予防策について解説

少し前までは、一度入社した会社に定年までいることが常ともいえるような時代でした。しかし近年では、自分のやり甲斐の持てる仕事や自分のライフスタイル・スキル等に合った働き方ができる仕事を求め、転職し環境を変えることが当たり前になりつつあります。そのため、優秀な人材ほど自分の会社に長くいてほしいにも関わらず、離職してしまうという事も少なくないでしょう。先ほど挙げた理由以外に、一体なぜ離職を考えるようになってしまうのでしょうか。今回は、社員が離職を考えてしまう原因ついて解説します。

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転職は当たり前な世の中

転職は当たり前な世の中
近年では、転職は当たり前だと言われるような時代になりつつありますが、これは実際に統計によって立証されています。
全国の20代~50代の働く男女209人(男性:120人、女性:89人)にアンケート調査を実施したところ、「転職活動したことはあるか?」という質問に対して、「転職活動をして、実際に転職した」が52.6%と半数以上を占め、「転職活動をした(転職しようと実際に企業に応募はした)が、転職はしていない」(12.4%)と合わせると65.0 %の人が、転職活動に対して何かしら行動を起こした経験があることが分かっています。
(【調査概要】2019年5 月9 日~5 月16日 株式会社ジャストシステム「あなたご自身に関するアンケート」 調査対象:正社員として働く20~50代の男女209名)

実際に転職した人や、転職活動をしている人は、現職よりも良い労働環境や待遇、経験やスキルを活かせる、自分を変えるきっかけにしたいといったことを求めている傾向にあります。転職を考える、もしくは実際に転職した人が65%もいるということは、もはや転職が当たり前な世の中になりつつあるということです。

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離職が起こる3つの要因

離職が起こる3つの要因
転職が当たり前な世の中になりつつあるとはいえ、社長や経営者の皆さまは、優秀な人材はできるだけ社員には長くいてもらいたいですよね。社員が離職を考えてしまう理由から解説していきます。

■コミュニケーションによる離職
離職が発生する1つ目の要因は、コミュニケーションによるものです。今回の「コミュニケーション」というのは、上司が部下へ指示する時のコミュニケーションを指します。日々の業務の中で、部下が上司へ報告・連絡・相談をする機会や、上司が部下へ指示、依頼をする場面は多くあります。その際、部下へ指示を出すとき、詳細を明確に指示できているかどうかが重要です。
「これ完成させておいて」「明日の会議に代理で出席して」といった指示の出し方、実はあいまいで不明確です。この資料をいつまでにどれだけ完成させればよいのか、また、明日の会議の議題はどのような内容で、何が必要で何を発表すべきか、といった、指示や依頼をするときの詳細をきちんと明確に伝えることが非常に重要です。
とりあえずやっておいて、のようなコミュニケーション方法は、実は離職を考えてしまう社員が増える原因です。結果、上司と部下の間で着地点に相違が生まれてしまう危険性があり、上司からすると、自分の指示に対してきちんと業務を行えない社員と解釈してしまうことになります。

■不鮮明な目標による離職
離職が発生する2つ目の要因は、不鮮明な目標による離職です。
例えば、野球選手を目指して野球をやっている人がなぜそんなにのめりこんでいるのかを考えてみましょう。野球が大好きな人は、必ずしも野球を始めたころからのめりこむほど大好きだったわけではなく、ほんの少しの興味と好奇心で始めた人の方が多いかもしれません。野球を始めてから、ボールがキャッチできた、バットでうつことができた、ストレートだけでなくカーブもなげることができたといった、少しずつ小さな目標に達成し、達成することの喜びを知っていくことで、野球選手になってプロを目指すという大きな目標を持つようになります。これと同じように、仕事においても入社してからの、少しずつ小さな目標を達成していくことで「役職を手に入れたい」「社長になりたい」「もっとこんな仕事がしたい」と志すようになります。
これに対し、どうすれば昇進できるか分からない、何のためにこの仕事をしているかよくわからない環境で働くことは、会社へ貢献したい気持ちが薄れてしまう原因になります。
また、たとえ明確な目標が設定されていたとしても、実際の能力よりも高すぎる目標であった場合は良くありません。高すぎる目標は一見明確に見えても、部下からするとイメージが持てません。今の自分の実力よりはるかに高すぎる目標に向けて、どのように行動すれば良いか明確にわかる人はほとんどいないはずです。高すぎる目標を設定し続けてしまうと、自分はこの会社に必要ないのではないか、この会社にいる意味がないのではないかと考えてしまい、離職する要因となってしまいます。

■会社へ求めることの変化による転職
離職が発生する3つ目の要因は、会社へ求めることの変化による転職です。
例えば、「結婚し家族ができたことで里帰りする、育児に専念する」、「親族が病気になり、介護をしなくてはならない」、「したい仕事が見つかり、起業したい」などのように、入社当初とはおかれている環境や状況が変化することで、会社へ求めることもかわっていきます。このケースは、会社や上司に何か問題があるわけではなく、一定確率で起きうる状況です。


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まとめ

今回は、社員が離職をする原因ついて解説しました。
離職してしまう原因は必ずしも上司や会社に起因するわけではない場合もありますが、社員ひとりひとりにとって働きやすい環境づくりや意識づけが非常に重要であること意識してみてください。


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識学上席講師 大熊 憲二

2011年入社 ソフトバンク事業部に配属となり、史上最速の9ヵ月でマネージャーに昇進し、店舗拡大に貢献。
2014年モバイル事業部移動となり、業界全体が縮小傾向で低迷する中、200坪以上の超大型店等の新規出店に従事。
2016年に識学と出会い、識学に基づくマネジメントを徹底し、モバイル事業統括として史上初の年間目標完全達成を記録。
株式会社P-UP neo取締役常務執行役員兼識学上席講師として現在に至る。

大熊 憲二
 
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