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ロジカルシンキングとは?鍛え方や代表的なフレームワークを解説

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ロジカルシンキングとは?鍛え方や代表的なフレームワークを解説

ビジネス活動では、他者への説明や提案をする場が少なくありません。自分の頭で考える思考スキルが足りなければ、どれだけほかのスキルがあっても応用は難しいでしょう。そのなかでも、論理的に考えるロジカルシンキングは重要なスキルの一つです。

この記事では、ロジカルシンキングを習得するためのトレーニング方法を解説します。適切な鍛え方や応用できるフレームワークを学んで、活用してみてください。


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ロジカルシンキングとは?意味を簡単に解説

ロジカルシンキングとは?意味を簡単に解説
業務に役立つスキルとして重要なロジカルシンキングですが、どのような意味なのでしょうか。まずは、ロジカルシンキングの定義や類義語との違いについて解説します。

■ロジカルシンキングの定義
ロジカルシンキングとは、物事を体系的に考えて筋道を立てることです。日本語で「論理的思考」と訳され、ビジネスシーンでは重要なスキルとされています。ある事象について、結論と根拠に分けて、そのつながりを捉えながら物事を理解する思考法です。相手から「それで何が言いたいの?」と言われないためにも、ロジカルシンキングを習得しましょう。

■ロジカルシンキングとクリティカルシンキングの違い
正規雇用労働者、非正規雇用労働者に問わず、業務内容が同じ労働者に対して給与や福利厚生、キャリア形成が同じになることにより、非正規雇用労働者のモチベーションが向上します。


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ロジカルシンキングのトレーニング方法・鍛え方


どれだけロジカルシンキングの重要性が理解できても、すぐに習得できるものではありません。ここでは、ロジカルシンキングを身につけるための鍛え方を解説します。

■鍛え方1:意識して結論から話しはじめる
物事を説明するとき、理由から話していませんか。ロジカルシンキングを習得するのであれば、「結論は〇〇です。なぜなら〇〇だからです」と結論から話しはじめましょう。
結論を頂点に置くことで、論理的に考えるための思考が自然と出来上がります。結論までに時間がかかると相手も途中で集中力が途切れるなど、議論の生産性が低下しかねません。

■鍛え方2:あいまいな言葉を具体的に変える
普段の何気ない会話のなかで、抽象的な言葉を用いていませんか。相手が同じように認識している言葉を使わなければ、正しい議論ができません。あいまいな言葉で相手とのミスマッチを生まないためにも、具体的な言葉に変えるように意識しましょう。たとえば、商品の購買率を比較するとき、数値を用いた説明のほうがより具体的で説得力も増します。

■鍛え方3:相手目線で物事を考える
自分自身の話し方やプレゼン力を客観的に捉えることも、ロジカルシンキングを習得するうえでは重要です。何気なく会話していても、その人の癖は出ています。相手目線で物事を考えることで、説明の仕方に改善点や工夫すべき箇所が見えてくるでしょう。また、自分の考えを紙やスマートフォンのメモ帳に書き出すだけでも客観的な判断がしやすくなります。

■鍛え方4:フレームワークを使う
ロジカルシンキングの習得が難しく感じる人は、フレームワークを活用しましょう。考えるポイントや思考の流れがパターン化されており、誰でも効率的な思考に役立ちます。さまざまな課題に対しても応用できるため、感覚に頼ることなく考えられます。フレームワークを正しく活用できれば、時間にも余裕が生まれて、生産性も高まるでしょう。

ロジカルシンキングの代表的なフレームワーク

ロジカルシンキングの代表的なフレームワーク
ロジカルシンキングで活用できるフレームワークですが、その種類はさまざまです。ここでは、代表的なフレームワークの特徴やメリットについて解説します。

■演繹法と帰納法
ロジカルシンキングの手法として「演繹法」と「帰納法」が挙げられます。演繹法は「三段論法」とも呼ばれ、既存のルールや基準に当てはめて結論を導き出すことです。
帰納法は、複数の事例から共通点を挙げて、そこから結論を得る方法のことです。
どちらも、ロジカルシンキングをするうえで軸となる考え方となっています。体型的に考えて筋道を立てることで、説得力のある結論を導き出せるのがメリットです。

■ロジックツリー
ロジックツリーでは、課題や問題点を階層に分けて分析する方法です。以下の3つのツリーを構成しながら、根本的な問題はどこか、何を改善すべきかの洗い出しを行います。ロジックツリーでは、課題や問題点を階層に分けて分析する方法です。以下の3つのツリーを構成しながら、根本的な問題はどこか、何を改善すべきかの洗い出しを行います。

● 要素分解ツリー:課題を全体的に把握し、細かく分類する
● 原因究明ツリー:課題を生む根本的な問題はどこかを究明する
● 問題解決ツリー:問題解決に向けた改善策や対策を洗い出す

抽象的な問題に対する具体的な取り組みを理解できます。問題点を徐々に掘り下げて考えていく手法のため、解決すべき「なぜ?」の結論に達しやすいのがメリットです。

■ピラミッドストラクチャー
ピラミッドストラクチャーは、結論を頂点にその根拠を細分化する方法です。その名のとおり、ピラミッド型の構造となっており、理論の展開が可視化できる特徴があります。帰納法の考えを持ったフレームワークでもあり、根拠を集めて説得力のある結論を導き出します。
主張のための根拠を掘り下げていく方法のため、営業のプレゼンなどで用いられます。根拠を並べて結論の正しさを証明することから、相手の説得に役立つのがメリットです。

■MECE(ミーシー)
MECEは、日本語で「漏れなく重複なく」の意味があります。考えられる限りの選択肢のなかから最適な方法や主張の根拠となるものを選ぶ方法です。戦略やマーケティングでもよく使われており、ロジカルシンキングで必要不可欠な考え方の一つです。
もし、MECEを意識せず解決法に漏れがあれば、本当の解決法とはいえません。MECEが身につくことで、全体集合としての漏れや重複を防げるようになるのがメリットです。

ロジカルシンキングを習得する2つのメリット

ロジカルシンキングを習得する2つのメリット
議論の生産性を高めるうえで、ロジカルシンキングは重要なビジネススキルです。最後に、ロジカルシンキングを鍛えることで期待できる2つのメリットを解説します。

■メリット1:分析力が向上する
ロジカルシンキングを習得することで、目の前の状況や課題に対して冷静に分析できるようになります。根本となる問題は何か、それを解決する方法はどれが最適なのかを、客観的に導き出せるでしょう。その場の感情に左右されたり、行きあたりばっかりの対応になったりすることを防げます。分析力の向上で、業務の効率化も期待できます。

■メリット2:提案力やコミュニケーション能力が向上する
ビジネスシーンでは、立場や価値観の異なる相手との対話が求められるケースは少なくありません。自分の提案する内容をプレゼンする際に、ロジカルシンキングが役立ちます。相手の納得を得てスムーズに話を進めるためには、筋道を立てて根拠のある内容にする必要があります。ロジカルシンキングで客観的な視点があれば、提案力も向上するでしょう。


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まとめ

ロジカルシンキングは、ビジネスのさまざまな場面で役立ちます。特に、価値観や立場の異なる相手を説得するためのスキルとして活用できるでしょう。応用できるフレームワークも多数存在しますが、日常の会話から意識することでロジカルシンキングが習得できます。より効果的な思考スキルを身につけるためにも、日々の生活のなかで鍛えていきましょう。


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識学上席講師 大熊 憲二

2011年入社 ソフトバンク事業部に配属となり、史上最速の9ヵ月でマネージャーに昇進し、店舗拡大に貢献。
2014年モバイル事業部移動となり、業界全体が縮小傾向で低迷する中、200坪以上の超大型店等の新規出店に従事。
2016年に識学と出会い、識学に基づくマネジメントを徹底し、モバイル事業統括として史上初の年間目標完全達成を記録。
株式会社P-UP neo取締役常務執行役員兼識学上席講師として現在に至る。

大熊 憲二
 
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