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現代の副業事情とは|副業のメリット・デメリットを徹底解説

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現代の副業事情とは|副業のメリット・デメリットを徹底解説

「現代の副業について知りたい!」
「実際のところ、副業にはどのようなメリット・デメリットがあるの?」
このような方も多いのではないでしょうか。

そこで今回は、「現代の副業事情」について分かりやすく解説していきます。
また、副業のメリット・デメリットについて、企業側と労働者側それぞれの観点から説明しているので、ぜひ参考にしてみてください。



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新現代の副業事情




早速ですが、現代の副業事情について、詳しく見ていきましょう。

・副業を認めている会社の割合
2022年10月11日に発表された、一般社団法人 日本経済団体連合会(経団連)による「副業・兼業に関するアンケート調査」によれば、副業を認めている企業は53.1%、副業を認める予定である企業は17.5%となっています。

参考:副業・兼業に関するアンケ―ト調査結果|一般社団法人 日本経済団体連合会
https://www.keidanren.or.jp/policy/2022/090.pdf

つまり、約7割の企業は「副業に対して前向きな姿勢」を示しており、今後も、副業や兼業を認める企業が増加していくことが予想されています。

・副業をしている人の割合
2022年に転職サービス「doda」が社会人15,000人を対象に行った調査によると、実際に副業をしている人の割合は、8.2%でした。

参考:副業をしている会社員の割合は?副業の実態調査【最新版】|パーソルキャリア株式会社
https://doda.jp/guide/ranking/100.html

また、2023年5月に発表された、独立行政法人 労働政策研究・研修機構の「副業者の就労に関する調査」によれば、副業をしている人の割合は6.0%と算出されました。

参考:「副業者の就労に関する調査」|独立行政法人 労働政策研究・研修機構
https://www.jil.go.jp/press/documents/20230519.pdf?mm=1868

働き方改革により、長時間労働は是正され、リモートワークも推進されつつあります。徐々にですが、「副業に挑戦しやすい環境」が整ってきており、今後も、副業人口の増加が期待されるでしょう。

・副業の収入額
前述の、独立行政法人 労働政策研究・研修機構による「副業者の就労に関する調査」では、「副業の収入額」についても詳細にリサーチされています。

リサーチ結果は、以下の通りです。

【すべての副業を合わせた1カ月あたりの収入】
・1位:5万円以上10万円未満(30.0%)
・2位:10万円以上15万円未満(13.2%)
・3位:3万円以上4万円未満(10.5%)
・4位:2万円以上3万円未満(10.2%)
・5位:1万円以上2万円未満(8.9%)

参考:「副業者の就労に関する調査」|独立行政法人 労働政策研究・研修機構
https://www.jil.go.jp/press/documents/20230519.pdf?mm=1868

・副業をしている理由
「副業をする理由」については、以下のようなランキング結果となりました。

・1位:収入を増やしたいから(54.5%)
・2位:1つの仕事だけでは収入が少なくて、生活自体ができないから(38.2%)
・3位:自分が活躍できる場を広げたいから(18.7%)
・4位:時間のゆとりがあるから(15.8%)
・5位:様々な分野の人とつながりができるから(13.2%)

参考:「副業者の就労に関する調査」|独立行政法人 労働政策研究・研修機構
https://www.jil.go.jp/press/documents/20230519.pdf?mm=1868

半数以上の人は、収入アップを目的として副業を行っているようです。また、「定年後に備えるため(11.3%)」「副業のほうが本当に好きな仕事だから(9.7%)」といった理由も見受けられました。

企業から見た副業のメリット





「企業から見た場合の副業のメリット」は、主に以下の2点です。
・社員にスキルアップにつながる
・優秀な人材の雇用につながる

・社員のスキルアップにつながる
企業内において、決められた仕事を担当しているだけでは、限定されたスキルしか身に付きません。

しかし、副業を認めれば、従業員は会社の枠を超えて、様々な分野で普段とは異なる仕事に挑戦できます。ゆえに、従業員一人ひとりのスキルアップが期待でき、最終的に会社に還元してもらうことも可能になるでしょう。従業員の成長は、会社の成長にもつながるわけです。

・優秀な人材の雇用につながる
副業が当たり前となった現代社会では、「副業を認めていない会社=時代遅れの会社」という認識をされてしまいます。そのため、採用活動を行っても、なかなか人は集まらないでしょう。

反対に、副業を認めていれば、「働き方改革が進んでいる会社」「従業員ファーストの会社」と思ってもらえるかもしれません。結果的に、人が集まりやすくなり、自社に合った優秀な人材の雇用につながります。


企業から見た副業のデメリット


「企業から見た場合の副業のデメリット」は、主に以下の2点です。
・社員のパフォーマンスが落ちる可能性がある
・退職リスクが上がる

・社員のパフォーマンスが落ちる可能性がある
基本的に、副業を行えば、平日だけでなく休日も忙しくなるでしょう。そのため、精神的・身体的に休める時間が減ってしまいます。

リラックスできる時間や睡眠時間が少なくなれば、当然、なかなか疲労は回復しません。ゆえに、従業員は、疲れを残したまま出勤することになります。その結果、本来のパフォーマンスが発揮されず、組織全体の生産性も落ちてしまう可能性があるので、十分に注意してください。

・退職リスクが上がる
「退職リスクが上がる」というデメリットもあります。

従業員が副業を始めることで、本業とは別の新しい仕事にやりがいや楽しさを見出し、結果的に離職してしまうようなケースです。また、副業収入が本業収入を上回り、退職を決断する人もいるでしょう。

企業としては、優秀な人材の流出を防ぐために、様々な離職防止策を考えなければなりません。

労働者から見た副業のメリット


続いて、「労働者から見た場合の副業のメリット」を紹介します。
・収入が増える
・スキルアップできる
・収入が増える
労働者が副業を行う最大のメリットは、やはり「収入が増える」こと。

人によっては、会社で昇進・昇格し年収アップを狙うよりも、副業で月に数万円~数十万円稼ぐ方が、難易度は低いと言えるでしょう。また、収入の柱が増えることでリスク分散ができ、金銭的・精神的な余裕も生まれます。

自分の頑張り次第で、上限なく稼いでいけるのは、サラリーマンにとって非常に魅力的でしょう。

・スキルアップできる
「スキルアップできる」ことも、副業に挑戦するメリットのひとつです。

不安定な現代社会を生き抜くためには、自分自身のスキルを高め、市場価値を上げていくことが欠かせません。

本業では得られないような知識やスキルを身につければ、確実にキャリアの幅は広がります。転職の際も有利になりますし、独立・起業という選択肢も見えてくるでしょう。

労働者から見た副業のデメリット


最後に、「労働者から見た場合の副業のデメリット」を紹介します。

・体調や時間の管理が大変

・確定申告をしなければならない

・体調や時間の管理が大変

まず、「体調管理やスケジュール管理が大変」というデメリットです。

上述の通り、副業を行えば、平日だけでなく休日も忙しくなるでしょう。休む時間が減れば、精神的・身体的ストレスも溜まっていき、体調を崩しやすくなります。

また、特に副業を始めたばかりの頃は、分からないことだらけで、時間のコントロールも難しいはずです。ぜひ、余裕を持ったスケジュール管理を意識するようにしてください。

・確定申告をしなければならない

年間の副業収益が20万円を超えた場合、確定申告が必要になります。

 

勤務先での年末調整とは別に、自分自身で申告作業を行わなければならないので、十分に注意しましょう。


まとめ

「現代の副業事情」について分かりやすく解説しました。

副業のメリット・デメリットをまとめると、以下の通りです。


  企業側 労働者
副業の主なメリット ・社員のスキルアップにつながる
・優秀な人材の雇用につながる
・収入が増える
・スキルアップできる
副業の主なデメリット ・社員のパフォーマンスが落ちる可能性がある
・退職リスクが上がる
・体調や時間の管理が大変
・確定申告をしなければならない


ぜひ当記事を参考にしながら、現代の副業についてさらに理解を深めてみてください。

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株式会社P-UP neo コラム制作部

株式会社P-UP neo内にある、コンテンツを企画・制作する編集部です。 マネジメント業務の助けになる記事を続々制作中です。

大熊 憲二
 
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