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ブランディングとは?主なプロセスや成功させるコツを分かりやすく紹介

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ブランディングとは?主なプロセスや成功させるコツを分かりやすく紹介

 

 「そもそもブランディングって何?」
「どうやってブランディングを進めればいいの?」
上記のように感じている方も多いのではないでしょうか。

そこでこの記事では、ブランディングの基礎知識について分かりやすく解説していきます。

ブランディングのメリットや進め方、成功させるコツなども紹介しているので、ぜひ参考にしてみてください。

 目次

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1. ブランディングとは?

 

まずは、ブランディングとは何か、簡単に説明していきます。

 

・ブランディングの意味

 

 ブランディングとは、企業や商品に対して独自の価値やイメージを付加することで、顧客に強い印象を与え、その魅力を引き出すことを目的としたマーケティング手法のこと。

goo辞書によれば、以下のように定義されています。

顧客や消費者にとって価値のあるブランドを構築するための活動。ブランドの特徴や競合する企業・製品との違いを明確に提示することで、顧客や消費者の関心を高め、購買を促進することを目的とする。

参考:goo辞書

簡単に言えば、「〇〇と言えばこの企業」「この分野ならこの商品」というようなイメージを定着させるための活動全般を、ブランディングと言います。

 

・ブランディングの重要性やメリット

 

 競争が激化する現代社会において、ブランディングは欠かせません。

というのも、ブランディングを強化することで、以下のようなメリットが生まれるからです。
・消費者からの信頼性が高くなる
・付加価値のある商品やサービスと認識される
・競合他社よりも優位な地位を築くことができる
・消費者の購買行動を促進できる
・企業の収益向上につながる
・株価や企業価値の向上にもつながる

2. ブランディングの主なプロセス

ブランディングはどのように進めればよいのでしょうか。

この章では、「ブランディングの主なプロセス」について解説していきます。

具体的な手順は、以下の通りです。
1. 目標設定
2. ターゲット設定
3. ブランドアイデンティティの構築
4. コミュニケーション戦略の策定
5. ブランドガイドラインの作成
6. 評価・改善

順に見ていきましょう。

1. 目標設定

まずは、ブランディングの最終目標を明確にしておきましょう。

例えば、以下のようなイメージです。
・市場シェアの拡大
・収益の増加
・ブランド価値の向上
・顧客満足度の向上
・新規顧客の獲得

目標を決めずに、なんとなくブランディング活動を進めても、大きな効果は見込めないでしょう。

「ブランディングを行うことで何を達成したいのか」「最終的にどうなりたいのか」を決めておくことで、ブランドの方向性が定まり、とるべき行動や戦略が見えてきます。


2. ターゲット設定

 続いて、ターゲット設定を行いましょう。

消費者の属性、ニーズ、行動などを分析し、「自社の商品やサービスに関心を持つであろう人々」を特定してください。

例えば、女性向けの化粧品ブランドを考える場合、主なターゲットは女性であることは明らかですが、さらに年齢層やライフスタイル、所得層、肌質などを分析し、細分化されたターゲットを設定しておくと、より効果的なブランディングにつながります。

3. ブランドアイデンティティの構築

ブランドアイデンティティの構築ターゲットが定まったら、ブランドアイデンティティを構築してください。

ブランドアイデンティティとは、ブランドが持っている独自の特徴や価値観、イメージのこと。消費者にアピールする際の強力な武器であり、ブランドを他社と差別化するための重要な要素だと言えます。

また、ブランドアイデンティティに加えて、以下のような項目も作りこんでおくと、より魅力的なブランドに仕上がるでしょう。

・ブランドコンセプト:ブランドが目指す方向性やビジョンを定義したもの。
・ブランドプロミス:ブランドが保証する価値。消費者に提供するメリット。
・ブランドパーソナリティ:ブランドが持っている人格や性格など。
・ブランドスローガン:ブランドを象徴する言葉。

4.  コミュニケーション戦略の策定

続いて、コミュニケーション戦略を策定していきます。

コミュニケーション戦略とは、「ターゲットに伝えたいメッセージを、どのタイミングで、どのような媒体で伝えるのか」を決めること。プロモーション戦略と言い換えてもよいでしょう。

顧客とのタッチポイントを決めたうえで、どういったアプローチをしていくのか、具体的に考えてみてください。

代表的なコミュニケーション手法としては、以下が挙げられます。



5. ブランドガイドラインの作成

作成戦略が固まったら、ブランドガイドラインを作成しましょう。
ブランドガイドラインとは、ブランドアイデンティティやコミュニケーション戦略を実行するための具体的な指針をまとめたもの。

ブランドガイドラインを作成し、組織内で共有することで、ブランドイメージや戦略が正しく理解され、一貫性のあるコミュニケーションを取れるようになります。

一般的に、ブランドガイドラインには、以下のような情報を記載します。




6. 評価・改善

ブランディングは一度行ったら終わりではありません。定期的な評価と改善が必要です。

ブランディングの評価方法としては、以下のようなものがあります。
・ブランド認知度:ターゲット層の中で、ブランドを知っている人の割合を測定します
・ブランドイメージ:ブランドに対するイメージや印象を調査します。
・ブランドロイヤルティ:ブランドに忠誠心を持っている消費者の割合を測定します。
・ブランドエクイティ:ブランドの価値を測定します。

それぞれの評価結果に基づいて、改善点を洗い出し、ブランディング戦略の修正を行っていきましょう。

 3.ブランディングを成功させるコツ3選

  最後に、「ブランディングを成功させるコツ」を紹介していきます。

具体的には、以下の3点です。
・独自性を意識する
・ブランドストーリーを作る
・顧客目線を忘れない

ぜひ頭に入れておきましょう。


・独自性を意識する
ブランディングを行う際は、そのブランドの独自性を意識してください。

ブランドの独自性が薄いと、いくら効果的な戦略を考えたとしても、消費者の心を揺さぶることは難しいですし、記憶にも残らないでしょう。「結局他の商品と同じじゃないの?」と思われてしまっては、ブランディング活動を進める意味がありません。

競合他社との差別化ポイントを見つけ出し、「唯一無二の存在」であることをアピールしましょう。


ブランドストーリーを作る
ブランドストーリーを作ることも大切です。

ブランドストーリーとは、そのブランドが生まれた背景や込められた想い、具体的なこだわりなどを一つの物語としてまとめたもの。

【ブランドストーリーのメリット4選】
・伝わりやすい
・心に訴えかけやすい
・記憶に残りやすい
・ファンを獲得しやすい

単なるブランド紹介や商品説明に終わるのではなく、人々の共感を呼ぶストーリーであることが望ましいです。


顧客目線を忘れない
ブランディングを成功させるうえで、顧客目線も忘れてはいけません。

ブランドの価値や強みを一方的に押し付けても、顧客の心は動かされないでしょう。

「顧客にとってどのようなメリットがあるのか」「顧客のどのような課題が解決されるのか」をしっかりと伝えることが大切です。

ぜひ、自社目線ではなく顧客目線で戦略を考え、ブランディング活動を進めてみてください。

4. まとめ



「ブランディングの基礎知識」について分かりやすく解説しました。

ブランディングとは、企業や商品に対して独自の価値やイメージを付加することで、顧客に強い印象を与え、その魅力を引き出すことを目的としたマーケティング手法のこと。

競争が激化する現代社会において、ブランディングを進めることは非常に大切です。

ぜひ当記事を参考にしながら、ブランディングについて理解を深め、様々な戦略を考えてみてください。

 


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識学上席講師 大熊 憲二

2011年入社 ソフトバンク事業部に配属となり、史上最速の9ヵ月でマネージャーに昇進し、店舗拡大に貢献。
2014年モバイル事業部移動となり、業界全体が縮小傾向で低迷する中、200坪以上の超大型店等の新規出店に従事。
2016年に識学と出会い、識学に基づくマネジメントを徹底し、モバイル事業統括として史上初の年間目標完全達成を記録。
株式会社P-UP neo取締役常務執行役員兼識学上席講師として現在に至る。

大熊 憲二
 
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