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【従業員満足度とは】従業員満足度を向上するための3つの施策を解説

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【従業員満足度とは】従業員満足度を向上するための3つの施策を解説

従業員満足度が高い企業は、社員一人一人の仕事に対するモチベーションが高く、優秀な人材が集まり商品やサービスの質が向上するといったように企業にとって様々なメリットがあります。
一方、従業員満足度が低い企業は、社員一人一人の仕事に対するモチベーションが低いため生産性が低下したり、離職率が高まったり、商品やサービスの質が低下するといったように企業が思った通りに成長していきません。では、従業員満足度を上げるためには、どのような施策が必要なのでしょうか。

本記事では、従業員満足度を高めるための施策3点を解説します。
また、記事の前半では、従業員満足度の概要、要素、メリットについても解説しています。企業の従業員満足度を向上させたいと考えている方は、ぜひ参考にしてください。

 


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従業員満足度とは

従業員満足度とは
従業員満足度とは、従業員が自身の仕事や職場にどれくらい満足しているかを表す指標です。

社内の人間関係や給料、やりがい、福利厚生など従業員満足度を測定する要素は様々あります。
従業員満足度は英語で、「Employee Satisfaction」と言い、英単語の頭文字をとって「ES」と呼ばれることもあります。

近年、従業員満足度を重視する企業が増えています。その背景には、少子高齢化による労働人口減少の問題があります。
従業員満足度が高い企業では、社員の仕事に対するモチベーションが高く、生産性が向上します。一方、従業員満足度が低い企業では、社員の離職率が高く、優秀な人材の確保が難しくなります。
今後ますます少子高齢化が進み労働人口が減少すると言われている日本では、従業員満足度を向上させて生産性高く業務をすすめていくことが企業には求められています。

従業員満足度を構成する要素

従業員満足度を構成する要素
従業員満足度を構成する要素には、様々な種類があります。本項目では、従業員満足度を構成する要素を6点解説します。

■要素1:企業の行動方針・将来のビジョン
1つ目の要素は、企業の行動方針・将来のビジョンです。
企業の行動方針に共感している社員は、自分たちの仕事が社会にどのように役立っているのか理解しやすいため、自分たちの仕事に誇りを持って取り組めます。
また、企業の将来ビジョンをしっかり把握し、納得している社員は、企業の発展に期待をして仕事に取り組めます。
一方、企業の行動方針や将来のビジョンに納得していない社員は、その企業で働くモチベーションが低下し、生産性の低下や成長意欲の低下がみられます。

■要素2:人間関係
2つ目の要素は、人間関係です。企業には、様々な年代の価値観の異なった社員が働いており、従業員が気持ちよく働くためには、人間関係は非常に重要な要素です。
人間関係の良い職場では、従業員同士適切にコミュニケーションを図り、協力して業務をすすめられます。
一方で、人間関係が悪い職場では、生産性の低下はもちろん、いじめや悪口といった他人を傷つける言動が見られる可能性があります。

■要素3:仕事内容
3つ目の要素は、仕事内容です。自分がやりたい仕事や自分の能力やスキルを活かせる仕事ができている社員は活き活きと働けます。
仕事を通じて自身の成長を感じやすく、満足度が上昇します。
一方、仕事内容に不満を持っている社員は、仕事をやらされている意識が強く、生産性が低下します。
このような状態では、自身の成長を感じるのは難しく、仕事に対する満足度も低下します。

■要素4: 給与
4つ目の要素は、給与です。成果や自身の役職にふさわしい給与が与えられているかは、従業員満足度を高める上で非常に重要です。
さらに転職が当たり前になってきている昨今では、「同業他社と比較して妥当な給与が与えられているか」も重要です。

■要素5:福利厚生
5つ目の要素は、福利厚生です。保険や住宅手当、育児休暇、資格取得支援金アニバーサリー休暇リフレッシュ休暇などの福利厚生が充実している企業は、従業員満足度が高い傾向にあります。

■要素6:職場環境
6つ目の要素は、職場環境です。集中して仕事に取り組める職場環境で仕事をしている人は、仕事に対する満足度が上昇します。
最近では、テレワークなど在宅で仕事をする人も増加しており、フレックスタイムなど時間に自分のワークスタイルに合わせた働き方ができる企業が求められています。

従業員満足度を向上させるメリット

従業員満足度を向上させるメリット
従業員満足度が向上すると企業にとって、様々なメリットがあります。本項目では、従業員満足度を向上させるメリットを3点解説します。

■メリット1:仕事に対するモチベーションや生産性が向上する
従業員満足度が向上すると、社員の仕事に対するモチベーションが高まり、社員一人一人が積極的に業務に取り組むようになります。
その結果、業務の生産性が向上したり、大きな成果に繋がったりといったメリットが得られます。
また、社員一人一人のモチベーションが高い企業では、新しいビジネスのアイディアが生まれやすく新事業や新規サービスの立ち上げなど、今後の企業の成長が期待できます。

■メリット2:顧客満足度が向上する
従業員満足度が高い企業の社員は、企業への愛着や企業に貢献しようといった想いが強く、「報酬に見合った価値を会社に提供しよう」、「お客様に自信をもって提供できるサービスを開発しよう」といった考えを持つ社員が多い傾向にあります。

従業員満足度の向上が、社員の仕事に対するモチベーション向上に繋がり、その結果、商品やサービスの質が向上し、顧客満足度が向上するといった好循環が生まれます。

■メリット3:優秀な人材が企業に集まる
従業員満足度が高い企業では、社員が長く働き続けたいと感じる環境が整っているため、企業に優秀な社員が集まります。当然、優秀な社員が多く在籍する企業は高品質の商品やサービスを顧客に提供できるため、お客様からの評価も上がります。
また、従業員満足度が高い企業は、離職率が低下します。その結果、人材確保にかかるコストを抑えられるといったメリットも得られます。

従業員満足度を高めるための施策

従業員満足度を高めるための施策
本項目では、従業員満足度を高めるための施策を3点解説します。

■行動方針・将来のビジョンを正しく共有
既に社員に行動方針や企業の将来ビジョンを共有している企業は多いと思いますが、社員に正しく共有できているでしょうか。
経営層と現場社員の認識に齟齬が生まれていることはよくあります。
行動方針や将来ビジョンが社員に正しく伝わるように、目に止まるところに行動方針を掲載する社内報を作成するなどして、定期的に企業の行動方針を共有することが大切です。

■福利厚生を充実させる
福利厚生の充実は、目に見える社員の利益となるため、従業員満足度の向上に効果的です。
近年、ワークライフバランスを重要視する方も多いため、休暇に関する福利厚生は特に従業員満足度の向上に期待が持てます。

■給与体系・労働環境・評価制度の見直し
給与体系や労働環境、評価制度に不満点がないか調査し、改善を図りましょう。
特に、自分の頑張りが適正に評価されない企業では従業員満足度が低下するため、社員一人一人の頑張りを適正に評価できる評価制度になっているか、評価制度の見直しは定期的に行いましょう。

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まとめ

本記事では、従業員満足度について解説しました。従業員満足度の重要性についてご理解いただけたでしょうか。
識学では、組織運営に関する情報を発信しております。従業員満足度に関してお悩みの方は一度プロの専門家に相談するのも良いでしょう。

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識学上席講師 大熊 憲二

2011年入社 ソフトバンク事業部に配属となり、史上最速の9ヵ月でマネージャーに昇進し、店舗拡大に貢献。
2014年モバイル事業部移動となり、業界全体が縮小傾向で低迷する中、200坪以上の超大型店等の新規出店に従事。
2016年に識学と出会い、識学に基づくマネジメントを徹底し、モバイル事業統括として史上初の年間目標完全達成を記録。
株式会社P-UP neo取締役常務執行役員兼識学上席講師として現在に至る。

大熊 憲二
 
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