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【識学】採用活動のポイント~活躍する人材の見極め方とは~

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【識学】採用活動のポイント~活躍する人材の見極め方とは~

目次

  1. はじめに
  2. 【中小企業向け】採用の考え方
  3. 会社のルールを明確に伝える
  4. 全ての情報を開示する
  5. 優秀な人材を見極めるポイント
  6. 本日のまとめ

はじめに

「採用活動がなかなか上手くいかない」
「どうすれば自社に合う人材を採用できるのだろう」
「そもそも応募が集まらない」
このように悩んでいる経営者や人事担当者の方も多いのではないでしょうか。

そこで今回は、「採用活動におけるポイント」について分かりやすく解説させていただきます。ぜひ参考にしてみてください。


【中小企業向け】採用の考え方

突然ですが、皆さんは、日本のベンチャー企業における10年後存続率をご存知でしょうか?実は、たったの6%なんですね。要は、日本のベンチャー企業って、作ってから10年以内に、94%が潰れてしまうんですよ。

では、20年後の存続率はどうでしょうか。ビックリするかもしれませんが、0.3%しかないんです。つまり、99.7%の確率で、日本のベンチャー企業は20年も続かないわけです。

一度、話をずらしますね。

皆さんが、高校野球部の監督で、甲子園優勝を目指していたとしましょう。当たり前ですが、高校球児って、絶対に3年で辞めてしまいますよね。高校生活は3年間しかありませんから。要は、1年生が入ってきたら、3年後に100%離職するわけです。

だからこそ、甲子園優勝を目指すためには、あるいは強豪校を維持していくためには、やっぱり毎年のように優秀な中学生・将来有望な中学生をどんどん入れていく必要があるのです。

これは、野球部に限った話ではありません。プロスポーツチームでもそうですし、実は企業にも当てはまるんですね。「採用の仕組み」で勝てないと、強豪にはなれませんし、存続していくのも難しくなります。

当然ですが、社員って、絶対に退職するんですよ。そのタイミングが早いか遅いかだけなんですね。社員がほぼ100%の確率で辞めるのであれば、やはり採用市場で勝てる企業でないと、永続的に発展することはできません。

では、どうすれば採用市場で勝てるのか。

「全然優秀な人材が取れないよ~」
「うちに応募すら来ないよ~」
と悩んでいる経営者さんって非常に多いです。

もちろん様々な問題が考えられますが、まず1つ目の要因として、「会社のルールが分かりづらいこと」が挙げられます。

会社のルールを明確に伝える

例えば、ディズニーランドと田舎の遊園地を想像してみてください。

ディズニーランドの場合、ネットで検索すれば、さまざまな情報がホームページに載っているでしょう。
・チケットの料金
・開園時間や閉園時間
・乗り物の待ち時間
など、ありとあらゆる情報が細かく開示されていますよね。

一方で、田舎の遊園地の場合、どうでしょうか。すごい微妙なデザインのホームページで、一応開園時間とか料金も載っているけど、よく分からないな。このようなケースも多いですよね。

では皆さん、恋人とデートするのであれば、どちらを選びますかね?

ほとんどの方は、ディズニーランドに行くと思います。というのも、ディズニーランドの場合、あらゆる情報が事細かく開示されているからなんですね。

では、会社の場合はどうでしょうか。実のところ、多くの中小企業の採用ホームページは、田舎の遊園地みたいな感じなんですよ。

やっぱりホームページって「会社の顔」じゃないですか。ディズニーランドレベルは無理でも、ある程度のクオリティは確保したいわけです。ライバル企業よりも詳しく、ありとあらゆる情報を掲載していくことが、本当に大切なんですね。



全ての情報を開示する

・「週休二日制です」
・「稼げます」
・「活気あります」
・「若手中心に活躍中です」
みたいな情報ばかりアピールしている企業も多いでしょう。これって実際、会社の中身はよく分からないですよね。

重要なのは、良い部分だけでなく悪い部分もしっかりと開示する、ということなんです。

例えば、以下のようなイメージです。
・「土日祝日休みだけど月に2回だけ休日出勤があります」
・「想定残業時間は月に15時間程度です」
・「交通費の支給は月に2万円までです」

「調べても情報が出てこない企業」と「ホームページに細かい情報が全て掲載されている企業」があれば、当然、後者の方が選ばれやすくなります。

細かい情報を全て掲載して、そのうえで、あとは求職者に「これは良いな」「これはちょっと微妙だな」と判断してもらえればOKなんです。「これは良いな」と感じてくれる部分が多ければ、「じゃあ応募してみようかな」とか「面接受けてみようかな」となっていくでしょう。


優秀な人材を見極めるポイント

ある程度応募が来るようになったら、第2ステップです。「採用すべき人材をどのように見極めるか」がポイントになります。

特に大切なのは、「能力がありそうかどうか」と「自社に合いそうかどうか」の2つです。

「能力がありそうかどうか」に関しては、相手の学歴や職歴を見て、ある程度コミュニケーションを取れば、だいたい把握できるでしょう。実技試験を行うのも効果的です。

一方で、「自社に合いそうかどうか」に関しては、簡単に分かることではありません。ゆえに、しっかりとチェックしていく必要があります。

今回は、1つだけ例を出しましょう。採用活動において、僕は「素直さ」を重要視しています。「会社に従います」とか「必ずルールを守ります」みたいな人材を採用していきたいと思っているんですね。

そこで僕は、以下のような質問をすることが多いです。
・なぜ転職を希望しているんですか?
・前職はどのような感じだったんですか?
・学生時代はどういうことをやっていましたか?

素直な人・ルールに従える人っていうのは、「前の会社はめちゃくちゃ大変できつかったんですけど、すごく成長させてもらいました。さらに成長したいと思って転職を決意しました」みたいな感じで答えてくれるんですね。

要は、「すごい大変だったけどちゃんと頑張ってきました」っていう発言があるわけです。そのため、「ひとつのコミュニティでしっかりとルールを守って努力していける人材」だと判断できるんですよ。

ぜひ皆さんも、採用面接を通して、「相手の素直さ」を積極的にチェックしてみてください。

本日のまとめ

最後までご覧いただきまして、誠にありがとうございます。今回は「採用活動におけるポイント」について、分かりやすく解説させていただきました。

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当メディアでは、他にも部下育成や組織運営に関する解説記事をアップしておりますので、ぜひ参考にしてみてください。また、疑問点や不明点等がある方、識学に興味がある方は、お気軽に弊社までお問い合わせください。

株式会社P-UP neo コラム制作部

株式会社P-UP neo内にある、コンテンツを企画・制作する編集部です。 マネジメント業務の助けになる記事を続々制作中です。

大熊 憲二
 
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