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【職場の人間関係が良好だと感じている人の割合は?】職場の人間関係を改善する方法をご紹介

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【職場の人間関係が良好だと感じている人の割合は?】職場の人間関係を改善する方法をご紹介

職場の人間関係に対して不満を抱いている人は少なくありません。人間関係に不満を抱えたまま働き続けると、心身ともにストレスがかかり、ひどい場合にはうつ病や適応障害を発症する可能性もあります。また、職場の人間関係が悪いと離職率の上昇や業務の生産性の低下など企業にとっても悪い影響をもたらす可能性があります。

本記事では、職場の人間関係が上手くいかない理由や改善方法について解説してきます。職場の人間関係を改善したいと考える経営者や管理者、職場の人間関係に悩まされている社員の方は、ぜひ参考にしてください。


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職場の人間関係が良好だと感じている人の割合

2021年の日本労働調査組合の全国の20~49歳の会社員男女520名を対象に行った「職場の人間関係に関するアンケート」の結果によると、「職場の人間関係について教えてください」という質問に対して、「良好」と回答した人が32.1%、「特に気にしていない」と回答した人が38.7%、「職場の人間関係に疲れている、悩んでいる」と回答した人が16.5%、「職場の人間関係にストレスを感じている」と回答した人が12.7%という結果になりました。

職場の人間関係が良好だと答えた人の割合は約3割しかおらず、職場の人間関係について特に気にしていない人が約4割と一番比率が高くなりました。この背景には、新型コロナウイルスにより、テレワークが普及し、職場の人と顔を合わせる機会が減ったのが要因と考えられます。

また、職場の人間関係に関して何らかの悩みを抱えている人も約3割いることがアンケート結果から分かりました。

職場の人間関係に関するグラフ

             グラフ1:職場の人間関係について教えてください(参照:日本労働調査組合)


また、「職場の人間関係を理由に退職・転職を考えたことがありますか」という質問に対しては、「はい」と回答した人が58.5%、「いいえ」と回答した人が41.5%という結果になました。職場の人間関係に悩む人は約3割でしたが、職場の人間関係を理由に退職・転職を考えたことのある人は約6割もいることが分かりました。

職場の人間関係を理由に退職・転職を考えたことがあるか

          グラフ2:職場の人間関係を理由に退職・転職を考えたことがありますか(参照:日本労働調査組合)


このようにアンケート結果から、職場の人間関係に不満を抱えている人は少なくないことが理解できます。


職場の人間関係が上手くいかない理由

職場の人間関係が不良の状態

では、なぜ職場での人間関係に悩む人が多いのでしょうか。本項目では、職場の人間関係が上手くいかない理由を3つ解説します。


■様々な価値観の人が集まるため
職場には、様々な価値観の人が集まります。
これが学校などであれば、ある程度自分と価値観が合う人とだけコミュニケーションを取ればよいですが、仕事となるとそうはいきません。そのため、それぞれの価値観がぶつかり合い、対立を生んでしまうことも少なくありません。

■長時間一緒に過ごすため
1日時間、週に5日働く人であれば、週に40時間も職場の人と顔を合わせなくてはいけません。
長時間一緒にいることで、お互いの嫌なところに目が行き、ストレスを感じてしまう場合もあります。

■気疲れしてしまうため
仕事では、プライベートでは関わらないような目上の人コミュニケーションをとる機会も多くあります。そのため、気疲れしてしまい、ストレスを抱え込んでしまう人もいるでしょう。

職場の人間関係による精神的・肉体的症状

職場の人間関係による精神的悪影響
職場の人間関係によるストレスをため込むと心身にどのような症状が出るのでしょうか。本項目では、職場の人間関係による精神的・肉体的症状を解説します。

■精神的症状
職場の人間関係によるストレスをため込むと以下のような精神的症状がみられるケースがあります。

・注意力が散漫になりミスが増える
・仕事のことを考えるだけで憂鬱に感じる
・やる気やモチベーションが上がらなくなる

精神的なストレスを抱え込み過ぎると、うつ病や適応障害を発症するリスクも上昇します。上記のような症状を感じている方は休養が必要です。また、上記のような症状を訴えている社員が身近にいた場合は、休養を促しましょう。


■肉体的症状
職場の人間関係によるストレスをため込むと以下のような肉体的症状がみられるケースがあります。

・夜疲れているのに眠れない
・食欲の低下
・目まいや動悸がする

上記のような症状を感じている方は、症状が悪化する前に医師に診てもらいましょう。

職場の人間関係を改善する方法

職場の人間関係が良好な状態
職場の人間関係の改善は、経営者や管理者など組織の一部の人が動いたからと言って解決する問題ではありません。組織で働く一人一人が意識的に行動することによって、職場の人間関係は向上していきます。本項目では、職場の人間関係を改善する方法を解説します。


■あいさつをしっかりする
あいさつをされて嫌な気持ちになる人はいません。あいさつをするだけで、相手に話しやすい意識を与えることができます。反対に、あいさつをしない人は、印象が悪く、話しかけづらい意識を相手に与えてしまう可能性があります。「おはようございます」、「お疲れ様でした」、「お世話になっております」など適切なタイミングでのあいさつを心掛けましょう。

■笑顔でいる
良好な人間関係を築くためには、笑顔でいることが重要です。笑顔で相手に接することで、相手も自分の心を開いてくれます。
仕事では、難しい課題や長時間の会議で眉間にしわが寄ってしまう場面も多いかと思いますが、常に笑顔でいることを忘れずにいましょう。

■こまめな報連相を心掛ける
報告・連絡・相談は、こまめに行いましょう。人間関係が悪化しやすいケースに、お互いの認識のずれがあります。それによって、無駄な作業の増加や相手に不満が溜まってしまう場合があります。
そのような状況を未然に防ぐには、こまめに報連相を行いお互いの認識のずれを減らすように努めることが重要です。

■相手の話をしっかり聞く
人の話をしっかり聞く人は、多くの人から好かれます。一方、人の話をあまり聞かず自分の意見だけを述べる人は、多くの人から嫌われてしまいます。
職場の人間関係を改善したと考える方は、話の聞き方を意識すると良いでしょう。
しかし、全員の話を丁寧に聞き過ぎると自分がストレスを抱えてしまう可能性があるため、その点は注意が必要です。

■相手を意識的に褒める
良い部分を褒められると誰でも嬉しく感じます。
「資料が分かりやすくまとまっていて見やすかった」、「この間のプレゼンとっても説得力があってよかった」というように相手の良い点に気が付いた際には、声に出して褒めましょう。

■適度な距離感で接する
職場の人にプライベートな話題をぐいぐい聞かれてストレスとなった経験を持っている人は少なくないでしょう。職場で良好な人間関係を保つためには、適度な距離感を保つことも必要です。そのため、飲み会を強要しない、プライベートな会話か控えるなど相手のプライベートゾーンに踏み込み過ぎないように注意しましょう。

まとめ

本記事では、職場の人間関係について解説しました。
職場での人間関係は、円滑に業務をすすめるために重要です。どうしても職場での人間関係が改善しない場合は転職をするのも一つの手かと思います。

識学では、生産性の高い組織づくりに必要なノウハウを発信しています。職場の人間関係の改善の他にも、組織内で問題を抱えている方は、一度プロの専門家に相談するのも良いでしょう。

 

識学上席講師 大熊 憲二

2011年入社 ソフトバンク事業部に配属となり、史上最速の9ヵ月でマネージャーに昇進し、店舗拡大に貢献。
2014年モバイル事業部移動となり、業界全体が縮小傾向で低迷する中、200坪以上の超大型店等の新規出店に従事。
2016年に識学と出会い、識学に基づくマネジメントを徹底し、モバイル事業統括として史上初の年間目標完全達成を記録。
株式会社P-UP neo取締役常務執行役員兼識学上席講師として現在に至る。

大熊 憲二
 
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