
「チーム一丸」とは、チームメンバーが協力し、協力しながら共通の目標に向けて努力することを意味します。一丸とは、「ひとつになって」、「一つの団結体として」行動することを表しています。
目次
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チーム一丸とは?
まずは、チーム一丸とは何か、簡単に解説します。
・チーム一丸とは
互いに協力し、役割分担をしながら、チーム全体の成功を目指すことを意味します。チーム一丸となることで、メンバー同士の信頼関係が強まり、より高い成果を出すことができるようになります。また、チームメンバーが一丸となって働くことで、競合相手に対しても強い立場を築くことができます。
チーム一丸とは、多くの場面で活用されています。例えば、スポーツチームやビジネスチーム、学校のクラスなど、共通の目標を達成するためにチーム全体が協力する必要がある場面で使用されます。しかし、チーム一丸がうまく機能しない場合、チーム全体の成果に影響を与えることがあります。
そのため、チーム一丸を構築するためには、チームメンバー同士のコミュニケーションが非常に重要です。チームメンバーは、互いの考え方やスタイルを理解し、受け入れることが必要です。これは、メンバー同士の尊重に基づくものであり、相手を尊重することが、信頼関係を構築するために重要だと考えられています。
チーム一丸の重要性は、以下のような点が挙げられます。
1. 目標達成の確率が高まる
チーム一丸で取り組むことで、目標達成の確率が高まります。個人で取り組むよりも、複数人で協力し合うことで、より多くのアイデアや知識が出し合われ、より効率的な方法や手段が見つかることがあります。
2. チームメンバー同士の信頼関係が深まる
チーム一丸で協力することで、チームメンバー同士の信頼関係が深まります。お互いに協力しあい、目標に向かって進むことで、お互いを支え合う姿勢や、誠実なコミュニケーションをとることができます。
3. チームメンバーのモチベーションが向上する
チーム一丸で協力することで、チームメンバーのモチベーションが向上します。個人で取り組む場合に比べ、チームメンバー同士が協力し合うことで、自分自身の貢献度を感じることができます。また、協力することで、達成感や喜びを共有することができるため、より意欲的に目標に向かって取り組むことができます。
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識学においてチーム一丸とは?
「チームが目指す目標に対し、各々メンバーが自分の役割を果たす事に集中している状態」の事です。
去年サッカーW杯がありました。サッカー日本代表はW杯ベスト8以上を目標とし、ドイツやスペインと世界の強豪国に勝利あげ、日本全国が大いに盛り上がったのは記憶に新しいと思います。
日本代表チームが強豪国に勝利出来た理由は、まさしく「チーム一丸」になりチーム全員が試合に集中出来たことが大きな要因です。
■識学的にチーム一丸を実現するためには何が必要か
・1つ目は「チームが目指す目標を明確に設定して伝えること」です。
サッカー日本代表ではW杯ベスト8以上を目標とし、それを明確に選手やスタッフに伝えて、それに向かい全員が進むことが出来ました。
組織では経営理念や事業計画など、会社が今目指している目標を明確に伝えていく事が必要です。
チームが進むべき目標を明確にする事で、メンバーは今取り組んでいる課題や目標に対して迷いが減り、その業務への集中力が高まります。
・2つ目は「全てのメンバーが自分の役割を明確に認識して、それに向けて集中して取り組める状態」です。
W杯では選手一人ひとりが自分のやるべき事「役割」を正しく理解し、試合に対して高い集中力によりハイパフォーマンスを出すことが出来た事で、チームが勝つことが出来ました。一人でも自分の役割を理解していない、または役割以外の事をしてしまえば、チームの力は弱くなるはずです。
また選手以外のスタッフにも、勝利する為の役割が明確にあったはずです。
例えば、
監督 : | 指揮命令など |
フィジカルコーチ : | コンディション向上、身体能力向上など |
テクニカルスタッフ : | 戦術分析など |
サッカークラブサポート : | 営業、広報、経理など |
選手以外のメンバーへも明確な役割を伝える必要があります。
組織では、利益を直接生み出す営業部が選手として、その他にも管理部や保守サポート部など、全メンバーに自分は何をすべきなのかを明確にすることが重要です。
・最後3つ目は、「ルールを設定する事で自分はこのチームの一員であると認識させること」です。
私はサッカー日本代表が好きですが、代表戦を見に行く度に、日本人で良かったと思う事があります。
今回のW杯でも世界中でニュースになり、称賛された事がありました。
選手やスタッフが自分たちのロッカーをとても綺麗にして帰る事です。
これは試合に勝っても負けても同じです。
また日本代表を応援している日本のサポーターも同じです。
試合中は水色のビニール袋を振って応援し、試合終了後には自分以外のゴミも拾い、ゴミが一つもない状態で帰る姿はニュースで見た方も多いかと思います。
この行為は日本人で良かったといつも誇りに思うのですが、私も含め日本のサポーターは、試合観戦以外のプライベートで、自分以外のゴミが道に落ちていたら拾うのでしょうか。中には拾う方もいるかもしれませんが、恐らく大半は拾わないのではないでしょうか。
ではなぜ、日本代表のサポーターの時だけは他の人のゴミまで拾うのか。それは、ゴミを拾うという暗黙のルールを守ることが日本代表のサポーターであると認識しているからではないでしょうか。逆を言うと、日本代表のサポーターでありたいからゴミを拾うのです。
つまりチーム一丸になる為には、チームのルールを設定し守ることで自分はこのチームの一員なのだと認識させる必要があるということです。
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まとめ
「チーム一丸」であることにより、一般的に言われているモチベーションが上がり、生産性が上がるという効果は当然あります。
識学ではそれを言語化、仕組化をすることで、チーム一丸で進むことができる最強のチームを作り上げることが可能です。
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識学シニア講師 日暮 裕規
2005年、明治大学商学部を卒業後、大手アミューズメント会社に入社。最年少で管理職となり、60名を超えるスタッフのマネジメントを8年間従事。2014年に地元・千葉の広告会社に転職。営業職を経験後、飛び級で支社長に昇格しマネジメントを2年間従事。これまでの率先垂範、部下のモチベーションを重視したスタイルに限界を感じ、識学を導入し成果を上げたP-UP Worldに転職。識学講師として現在に至る。
